The Flowers of Romance
わけあってコスモスを探していました。
ですが、どの花屋を訪ねても 「もう終わり」 とつれない返事ばかり。
いまは霜月、仕方のないことです。
と、諦めかけていましたら、我が家からもっとも近い花屋にあるというのです。
すわ、売れ残って居れ!
そう念じておりましたら、有るのです。有ったのです。
すでに花の盛りは過ぎて、晩秋といった風体のコスモスが三鉢。
「それはおいくらでしょうか?」
店員さんは「うーん、もうこれだけ散ってしまったから・・・」と困りながら
よかったらどうぞ、と手提げに入れてくれたのです。
さすがに三鉢もタダで貰って帰るわけにはいきません。
綺麗な花を買いました。
帰り道は少し気恥ずかしいようでした。
- – - – -
というのが顛末であって、私が花束を抱えていた街を歩いていた理由がわかっていただけただろうか?
付け加えるならば、店員さんは私よりも20~30歳は上であり、ロマンスは生まれない。
残念である。

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