〔spéktəkl〕
━━ n. (目で見た)光景; 壮観; 見せ物; 見苦しいありさま, 笑いぐさ;
    (pl.) めがね.

 

横浜には、それはそれはたくさんのメガネ屋さんが林立しております。
一歩踏み入ると、眼下には数百本もの壮観なるメガネの大海原。
なかば溺れそうになりながら6~7店舗は回ったでしょうか、そして私のメガネに出会えた・・・

 「おぉ、ついに!」

これこそ捜し求めていた我が半身。そう思い、鏡の自分を見たのです。

・・・・・・????????

 「店員さん・・・、あの、コレどうでしょうか・・・。」

邂逅を果たすも、己とメガネを見失い、店員氏に助けを請う始末。

「よくお似合いですよ」
 「本当に大丈夫でしょうか?もう私にはわかりません。」
「大丈夫です!」
 「はぁ。」

“似合う似合わない以前に、なんでこんなものを掛けているのかがわからない”
一日で数千本ものメガネと対峙した末の結末であった。
よもやの『メガネゲシュタルト崩壊』

「どうしてメガネなんて欲しかったんだろうか。」
つぶやき、歩く。日はとうに暮れた。

片手には崩壊しかけの真新しいメガネ。